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様々な痛みから動物達を守る
痛みを減らす為に

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様々な痛みから動物達を守るために
痛みには色々な種類があります。
手術後の疼痛、外傷からの痛み、がんからの痛み、慢性的な関節炎やリウマチなどからの痛み等々………
我々にとっても痛みはとっても厄介なものであり、病気を患った時には
すべての痛みから解放されたいと熱望することと思います。
物言わぬ動物達から正確に痛みの強度、痛みの周期を推し量ることは困難でありますが、
動物達の痛みを減らすために積極的に鎮痛療法に取り組んでいきます。

外科手術(周術期)における疼痛管理

手術に伴う痛みの管理には大事な4つのポイントがあります。

  1. 1.手術後に生じる痛みの程度の予測
    先取りスコア化システムを用いて、生じるであろう痛みを予測いたします。
    強い痛みが予想される手術の際にはより効果の高い鎮痛薬や術後の持続点滴を用いて
    積極的な痛みの軽減に努めます。

    先取りスコア化システム

    軽い処置(痛みなし)
    ・身体検査
    ・X線検査
    ・抜糸・包帯交換
    ・爪切り、耳道洗浄
    小手術(軽度の痛み)
    ・縫合
    ・デブリードメント
    ・尿道カテーテル挿入
    ・歯石除去
    ・膿瘍切開
    中手術(中等度の痛み)
    ・卵巣子宮摘出術
    ・去勢
    ・膀胱切開術
    ・肛門嚢切除術
    大手術(重度の痛み)
    ・骨折整復術
    ・開胸術
    ・椎弓切除術
    ・断脚術
  2. 2.先取り鎮痛とマルチモーダル鎮痛
    動物達が痛みを感じる前に鎮痛薬を投与する事を先取り鎮痛といい、
    麻酔薬の軽減にも繋がり、術後の痛みも大幅に軽減されます。
    作用する部位の異なる鎮痛薬を組み合わせ、副作用を少なくし、最大限の痛みの緩和を行うことをマルチモーダル鎮痛と呼びます。
  3. 3.術後の疼痛の評価を行う
    急性痛のペインスケールを用いて、術前~術中のペインコントロールの達成度を測ります。

    犬の急性痛ペインスケール

    犬の急性痛ペインスケール
  4. 4.適切で思いやりのある看護
    入院室が暑すぎたり、寒すぎたりしないか?動物達の体位は現状でいいか?
    おしっこやうんち等で汚れたりしていないか?追加鎮痛が必要とならないか?
    お薬も大事ですが、思いやりいっぱいの看護が必要不可欠になります。

がん、関節炎等の痛みの緩和

  • 動物達と飼い主様との絆が最大限深くなり、いわば人生のパートナーとさえ感じてしまうかけがえのないシニア期ですが、残念なことに
    がんや関節炎や慢性疾患などの発症が著しく増加します。
    少しの表情の変化も手に取るようにわかり、病気の苦しみも敏感に感じ取れてしまうだけに、飼い主様の心の痛みも甚大となりましょう。
    もとの病気を完治させる事は難しくなりますが、様々な鎮痛剤を使用することにより、痛みだけでなく、不安も取り除くことが可能となります。是非諦めないで挑戦して頂きたいと思います。

様々な鎮痛剤を用い、マルチモーダル鎮痛を可能にしております。

詳しくは獣医師までご相談ください。

非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)

カルプロフェン、メロキシカム、フィロコキシブ、ロベナコキシブ

  • 非ステロイド系消炎鎮痛剤
  • 非ステロイド系消炎鎮痛剤
局所麻酔薬

キシロカイン、マーカイン

  • 局所麻酔薬
  • 局所麻酔薬
麻薬性オピオイド
モルヒネ、フェンタニル
非麻薬性オピオイド
ブトルファノール、ケタミン
非麻薬性オピオイド

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